リンゴが落ちる運動と天空の星の運動に普遍的な法則を見つけたニュートン。ものさしで測れる物の振る舞いと、ものさしで測れない大きな宇宙の振る舞いに“同じ法則”を見つけたのが力学です。
さらに、電磁気学、熱力学、流体力学が確立されていき、原子のような小さな物の振る舞いは力学だけでは記述できず、20世紀はじめに量子力学という新たな理論が生み出されました。
また、宇宙においても物体の速度が光の速度に近くなると力学だけでは説明のつかない領域が見つかり、アインシュタインによって特殊相対性理論が生まれました。
このように普遍性を求め、論理的な記述と実験による実証を繰り返し、物理学は「すべての普遍性」への旅を続けています。