研究紹介
- 過冷却液体のガラス転移現象
- ポンププローブ分光法
レーザーパルスを用いた高分解能の時間分解光学測定法の一つです。パルス光を試料に照射すると、光のエネルギーを吸収して電子が励起状態へと遷移し、その際の電子分布の変化によって誘電率が変化します。その誘電率変化をプローブ光の反射率変化(⊿R/R)という形で測定します。このとき、ポンプ光とプローブ光の間の時間間隔を変化させることによって、ポンプ光が照射されてからの試料の誘電率の時間変化をストロボ撮影のように追いかけることが可能です。励起光源に超短パルスのTi:Sapphireレーザーを用いれば、時間精度は100フェムト秒(10兆分の1秒)程度になります。このような超短パルスを用いると、物質中の原子の運動や、電子分布の変化をリアルタイムで観測することができるようになります。
所属教員
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三品 具文准教授MISHINA TomobumiEmailmis(at)phys.sci.hokudai.ac.jp居室5-01-31
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山本 夕可助教YAMAMOTO SekikaEmailsekika(at)phys.sci.hokudai.ac.jp居室5-01-22
業績・年次報告
業績 | 年次報告 |
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2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 |
2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2023年度 |